シフト・やり方・できない時|ダンスの技

ダンス・シフト・やり方 ダンスの踊り方【独学の教科書】
こんな方に

ダンスの床技をやってみたい
初心者でも分かるよう、インストラクターが練習方法を教えます。

シフトのやり方を知りたい
ロックダンスでよく見るフロア技のやり方を動画でレクチャーします。

練習したけどできない
上手くいかない原因は脚を上げたあとの戻りをコントロールできていない場合が多いです。本ページで詳しく解説します。

できそうでできない、難攻不落のフロア技が「シフト」です。

片足を勢いよく振り上げ、戻ってくる反動を活かしながら上体を起こすのですが、コツを掴むまでは上手くいきません。

本記事ではこれからシフトを練習する方にやり方を分かりやすくレクチャーしながら、

思うようにいかない方にも上達のアドバイスをしていきます。

ロックダンス初心者もフロア技に挑戦しよう

ロックダンスを中心に、ブレイクダンス等アクロバティックなパフォーマンスでよく目にする技が「シフト」です。

動画では最初に見本が見られ、その後に練習方法が収録されています。シフトは女の子でもコツさえ覚えればできる技なため、チャレンジしてみても良いと思います。男の子ができない中、女の子ができたらスゴイですね。

ロックダンスのフロア技も実践的なものは多くなく、このシフトやダブルシフトは練習しておきたいテクニックです。

但し注意点もあり、日ごろ立ちダンスしかやっていないニーズにとって床技は使ったことのないような筋肉を使います。基礎体力も備わっていた方が有利です。

アクロバット要素を含んでいるため見ごたえがありますが、やり方は簡単なんです。跳ね起きよりもマスターしやすいのがシフトで、難易度を上げるとダブルシフトという技があります。

ダブルシフトこそ、体操で遊びがてら覚える跳ね起きに近い技であるため、まずはシフトからマスターし、順にこれらのテクニックを身に付けていく流れはやりごたえがありそうですね。

シフト練習してもできない時のコツ

やり方はもう知っているけど、いくら繰り返し練習しても上手くいかない人は、シフトの練習方法を見直していきましょう。

まずどんな動きにもベースづくりの時間が必要です。動きの基礎を体に馴染ませて基礎強化を図ることで今の状態を打開できる場合があります。

シフトの場合、初心者が最初にやるべき練習(訓練)は、後ろに手を付いた状態から足を上げ、足を振り上げるタイミングと肘の曲げ伸ばしをピンポイントで合わすことです。

ロックダンスでシフトやダブルシフトは頻繁に用いられているため、そこから刺激されて特訓を開始した方は多いと思いますが、

スキーターラビットやストップアンドゴーといったステップ技術とこういうフロアムーブは求められるセンスが違ってきます。

スタンドテクニックを磨いてきた人こそ、そこにプライドと自信があるでしょうから「なんでシフトごときができないんだ!」と自分を責めてしまうかも知れませんが、まったく別物と考えてください。

ダンスを10年やっていたとしても、力技・床技に馴染みがなければその分野ではビギナーということです。

シフトも練習を誤ると上腕を痛めてしまうことがあるため、集中しておこなってください。

肘と振り上げのタイミングを体で覚えた後は、上体が起きている状態(そんきょ座り)の体勢から実践的な練習をします。

やり方はまだ本番のような大ぶりにはせず、コンパクトな動きで様子を見ます。そのときにやってほしいのが、肘を伸ばす瞬間に強く地面を押し後傾になっている上体をスタートのポジションまで戻す作業です。

繰り返せば結構疲れます。でもこれもシフトのコツを掴むためには体に馴染むまで繰り返す必要があります。

筋肉を使うというより、バネを使って瞬発的な力を作り出すイメージです。手が床に付く瞬間から肘を曲げ始める「間」はごくわずかです。ほぼ同時といっていいでしょう。参考にしてください。

腕だけでは体が戻らない場合、戻すタイミングで腹筋に力を入れてください。肘の屈伸とコアをフルで使ってもシフトの原型にならない場合、基礎体力が足りていないのだと思います。

だけど実践練習である程度は体力が付きます。シフトくらいならシフトの練習中に必要な体力は強化できるようにも感じます。

独学で学んでいる人は見て学ぶ状態に偏る傾向が見られますので、頭で理解した後の汗をかきかき体を使ってしみ込ませる工程に重点をおきましょう。ここに書かれている中で不足している練習があればまずはそこから取り掛かってください。

自分撮りも定期的におこない、どんな動きをしているか客観的に自分のプレイを確認してください。改善点はそういうときに見つけられることもありますからね。

今回はロックダンスやブレイクダンスに活用できるシフトのやり方を解説しました。体力テストになる技なので、連続で何発できるか、仲間内でダンス練習している人はメンバー同士で勝負するのも楽しいですよ。

この記事を書いた人
ダンスとダイエットのブログ著者-1

著者:ゆーすけ先生

ユーチューブのダンスレクチャーで知られた存在。黎明期から活動しているインストラクターです。

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