TBS番組「日曜日の初耳学」
2022年3月6日22:00-22:54放送にて、
ゆーすけのアクロバット講座「ロンダートのやり方」を番組でご紹介いただきました。
堂本光一さんはバク転もできますし、あの有名な「階段落ち」もそうですが運動神経に優れた実力派です。
このページではロンダートを練習する方に向けて、初心者にも分かりやすく練習方法をご紹介しますが、
一般的にロンダートのような入門技でも体を痛めるリスクはあります。
準備運動、ストレッチもおこない集中力を高めて実践してください。
ロンダートってどんな技?
ロンダートは側転と似た基本動作の1つで、空中で両足を揃えて後ろ向きで着地します。
これは次の動きに繋げる「繋ぎ技」としての目的を果たすためで、一般的にはロンダートで勢いを付けてバク転をし、最後にバク宙(宙返り)で1つの演技を完成させます。
アクロバットで初心者が目指すべきルーティンでもあり、
その最初におこなうロンダートの習得は必須科目・必須課題といえます。
両足で着地し、床を強く踏み込み高くジャンプする練習を要するため、
アパートマンションでこれを行うことは絶対に避けてください。
騒音はもちろんですが、床が傷んでしまいます。
それに素足での練習であれば体操クラブにあるタンプリング板のような設備がいります。
多くの場合、そのような備品を持っていないことでしょう。
近くにある公園や、公共施設でロンダートが練習できる場所を探してみましょう。
アクロバットは練習場所を探すのが1番最初の手順となりますが、
公園は芝生で体に優しいため、これから練習を始めるビギナーさんにおすすめです。
場所を確保したら、早速やり方をチェックして実践のときです。
やり方・練習方法はこちら
ロンダートは子供から大人まで楽しみながら習得できます。
逆立ち(倒立)がまだできない人も、ロンダートの習得は可能です。
もちろん上手くできるようになるためには逆立ちや側転をマスターした状態の方がロンダート習得も早いと思いますが、
ロンダートは体を動かしたい人にとっても良い運動になります。
やり方を知る上で、まずは側転をどちらの手から付くタイプかを確認してください。
多くの方は左手から床に付ける傾向にあります。
この場合、右足を勢いよく振り上げ、後から追って付いてくる左足と早いタイミングで合流し両足を揃えてください。
そして床を手で押すようにして着地のときに上体を起こして、ロンダート単発であれば真上にジャンプして演技完了です。
初心者が上手くなるコツ
後から付ける手の位置・角度
側転と同じ手の付き方をするとロンダートではなく側転っぽくなってしまいます。
そこで、後から付ける手を90度近く(個人差あり)、進行方向から見て体が後ろ向きになるよう角度を付けて床を押します。
手と手の幅も側転ほど広くはとらず、近めに付けます。
これでロンダートの型になり、両足揃って着地できます。
空中で両足を揃えてから着地
着地の際に両足が揃わずババンという音になってしまってはいけません。
両足同時に着地しないと次の技に繋げることができないためです。
振り上げる脚も大事ですが、両足が揃わないときは後から付いてくる脚を自然任せにしていることが原因かもしれませんので空中で揃える意識を高めてください。
手・腕全体で床を押す
床に手を付ける際に地面を押すことも大事です。
両足が着地した段階で上体が前のめりでは次の動きに繋げることがむずかしくなります。
足が着地した時点で上体が引きあがっているのが理想なので、腕全体で床をグッと押して上体が早く起き上がるようにしましょう。
ロンダートをマスターできれば、繋ぎ技として定番のバク転を覚えたときに念願のロンバク練習ができます!
何事も1つずつコツコツと、前進していきましょう。
ロンダートの注意点
床が硬い場所ではシューズを履いて
ロンダートは練習の際に怪我をしてしまうリスクは低いのですが、着地の際には一定の注意が必要です。
素足でやるか、シューズを履くべきかは練習環境によります。
アクロバット入門者の場合、やはり1番手軽なのが近くの公園でしょうから、
芝生の上でロンダートを飛ぶシチュエーションになると思います。
芝生の場合は一応裸足でも可能ではあるものの、運動靴を履いての練習をおすすめします。
大きな石ころが落ちていて、それを知らずに勢いよく着地したとき足裏はどうなるでしょう…。
このようなリスクを避けるために、野外練習ではあればシューズ着用での練習が安全です。
着地の際にジャンプするなら真上に
ロンダートからバク転に繋げる流れなら真上ではなく後ろに飛びますが、
ついついそんなイメージをしながらロンダートを飛ぶと、真上よりもやや後方に飛んでしまうことが起こり得ます。
ロンダートに危険性があるとすれば飛び込む瞬間よりも着地のときだと思いますので、
演じ切るまでの間は気を抜かず、着地からジャンプをし、そのジャンプから着地するまでが演技だと思って練習をしてください。
バク転に繋ぐ方法
ロンダートを習得したらこんなこともできますよっていう参考にしてください。
バク転に繋げるとロンバクになり、ここまで上達したらパルクールのようなアクション性のあるパフォーマンスも可能になるなど、夢が広がります。
バク転も単発で助走なしで飛ぶより、ロンダートで助走を付けて飛んだ方がスムーズです。
しかし、不慣れな内に勢いを付けた飛び方はしない方がいいでしょう。
まずはそれぞれの基本技を単発で覚え、そのあとに繋げる練習方法の方が完成度を高めらますし、安全面からもその方が良いと思います。
人によりますが、バク転が怖くてどうしても飛べないときはマカコを経由し、後ろに身を投げ出すことに慣れる方法もあります。
マカコを経由する場合、片方の手からばかり練習するのはおすすめしません。
バク転の際に両手から付けなくなる可能性があるため、左右バランス良く試しておけばそういう心配もなく後方に飛び込む感覚を強化できるでしょう。
実践してみよう
今回はテレビ番組にロンダート講座が登場したことがきっかけで、
数年ぶりにアクロバットカテゴリを更新しました。
ロンダートは練習の段階から楽しいですし、体も強くなり一石二鳥です。
ロンダート → バク転 → バク宙の繋ぎ技は定番かつ最高にかっこいいです。
今はまだ夢のような話でも、みんなそこからスタートしてそこまで向上させてきたのです。
あなたにだってできるはずです!
できるようになるためには練習が必要です。
まずはロンダート練習ができる場所を探してください。
良さげな公園や施設を見つけたとき、あなたの気持ちは高ぶることでしょう。
楽しいことを続けていくためにも、大きなケガにだけは気を付けてくださいね!
ダンサーゆーすけ